間違いを電子カルテのクラウドで未然に防ぐ

電子カルテのクラウドで未然に間違いを防ぐことができれば、ひとつリスクを減らすことができます。手書きのカルテは、医師の字が読めない場合があります。これは急いで書くことも多いですし、クセ字などもあるので仕方がないのですが、読み間違いから指示が通らないということが、記載ミスが無い限り防ぐことができます。これはその後の治療や、看護師、薬剤師、理学療法士への指示や、事務の仕事にも影響しますので、非常に重要です。またクラウドすることで、院内であればいつでも見ることができます。レセプト時期にまとめて処理をする際にも比較的スムーズに行うことができ、作業の効率化も図れます。また大きな病院であれば、他科での状態を確認することもできます。これで本人の申告だけでなく、医師同士の確認もできるので、患者さんの勘違いからの間違いも未然に防ぐことができます。

クラウドによる電子カルテの費用とメリット

電子カルテの導入には、初期費用が非常にネックとなります。費用に対して、効果がそれ以上にあるのかを考える必要があります。導入のメリットは、紙のカルテを保管する場所を確保する必要がないということです。もちろん一度来た患者さんの古いカルテを探す必要もなくなります。検索をすれば、すぐに出てくるので、非常に便利です。またクラウドを利用することで、停電時に院内サーバーが使えなくなってしまうということもなく、地震や火災で損傷することもなくなります。またデータベース化されていれば、その患者さんの傾向や、病院全体の傾向をグラフにして、明文化することもできます。これで院内での情報共有もできますし、院外に対しても症例の傾向を分析することで、現在流行している疾患や、新しく出ている症例なども、早くに発見、発表する機会を得ることもできます。他にも予約や受付時の事務処理も楽になります。

クラウドによる電子カルテのデメリット

デメリットは、やはりデータの盗難です。クラウドにすることで、担当している会社のセキュリティの問題にもなりますが、病院にも責任が出てきます。金融機関や物流会社などでも、個人情報の流出がニュースになることがありますが、同様の事が起こる可能性も否定できないので、注意が必要です。またクラウドのサーバーがシステムダウンした場合、利用できないというデメリットがあります。ただし災害時は紙でも機械上でもカルテが利用できないデメリットはついて回ります。これらのことを考え、自分用にカスタマイズしやすい、セキュリティに信頼がおける、その他、使用についてバックアップがある会社を選ぶこと、そして、標準になりうるものを選ぶことがポイントになります。今後、電子カルテの標準化がされた時に、仕様の変更などで混乱を招かないためにも、考慮する必要があります。